2013年10月の整体


先月、 頸椎症 けいつしょう の話をしたところ 質問の問合せが多く 

応接にいとまがなくなり うれしい悲鳴をあげることとなった。

よって 今月もひき続き 頸椎症 けいつしょう をテーマとしてみたい。

したがって 『2013年9月の整体』 をまだ閲読されていない方は バックしてクリックしてください。

2013年9月の整体』をよんでからでないと 以下は理解不足となるおそれがあります

今回 いちばん多かった質問が 結局

 「脊髄と神経根が どうなると 痛みやしびれが出るんですか」 というものであった。

そこで 今月はそこに焦点をしぼってみたい。

話の前に まず 頸椎症 けいつしょう が2種類あることを知ってもらいたい

つまり 頚椎症性脊髄症 せきずいしょう あるいは頚椎症性神経根症 しんけいこんしょう

である

病源のありかが 脊髄 なのか はたまた 神経根 なのかの違いである

まず 下記の図の3つをみてほしい

脊髄を圧迫し 脊髄が変形をうけている状態がわかるであろう

頚椎症性脊髄症 せきずいしょう である

 

 

 

次に 頚椎症性神経根症 しんけいこんしょう の状態が下記の図

脊髄からとびでた ヒゲのような神経が圧迫されている状態である

 

これでわかるように 場所のポイントでいうと

頚椎症性脊髄症 せきずいしょう はより内部にあり

頚椎症性神経根症 しんけいこんしょう それに比し外部にある

また その機能からいうと 脊髄は 上半身はもちろんの事 下半身にも影響がおよび

神経根は 上半身 とくに腕に影響が限定される という特色をもつ

これで 頚椎症性脊髄症 せきずいしょう の方が重篤であることがお分かりになると思う

 そこで 冒頭の質問にある

 「脊髄と神経根が どうなると 痛みやしびれが出るんですか」 の回答は

つまり 以下の要因による物理的圧迫によってひきおこされる ということになる


 1  椎骨の骨の形が変形 あるいは 
  
   骨棘 こっきょく つまり骨が変形してトゲ状の突起が形成されこれが脊髄を圧す 

 2  椎間板がとびでてきて これが脊髄を圧す いわゆる椎間板ヘルニア である

 3  椎骨をとりまく靭帯 じんたい が膨張し厚みを増し これが圧する 
 

では なぜ こうした骨の変形、ヘルニア、靭帯の肥圧が起こるのかというと


 1  年齢による加齢現象

 2  交通事故、スポーツ中の事故、などによる 外からの圧力

 3  椎骨を取り巻く筋肉、靭帯、筋膜などの慢性的なコリや硬直により 
   
   血行不良などを引き起こし 骨、椎間板、靭帯に影響を与える

ということになる

これにたいして 整体 M I K U N I の施術は どうおこなわれるのか

つまり 要約すれば 上記の NO.3にある

椎骨を取り巻く筋肉、靭帯、筋膜などの慢性的なコリや硬直

を徹底的に排除することによって

血行不良を改善し 脊髄や神経根にかかっている圧迫をとりのぞき

もって 新鮮な血液を間断なく これら患部に送り込み

緊張するこれら部位を回復させることにある