2015年4月の整体


今年の4月は

まだ肌寒い日が多いが 時に うすぎをしたくなる暖かな日もある

すると 目立つのが肩のラインの良し悪しである


下図は アメリカの女優 シャローン・ストーンの

数年前のカンヌ映画祭でのスナップ写真だが

彼女も私のファイルからすれば 米女優の代表的な猫背のひとりである

背部からの角度で判別しづらいかもしれないが

肩の位置から あきらかに猫背が読み取れる

公開された資料によれば シャローン・ストーンは1958年生まれで

今年は58歳となる

大ヒットし彼女を一躍トップスターにした 映画『氷の微笑』は 1992年公開なので

この映画時は 35歳の時である

この『氷の微笑』のなからすでに彼女は猫背であった

スタイルの良さと スリムなところから いっけん猫背を感じさせないが

注意深くみると

演技の中に猫背の特有の肩と背中のラインであふれている






シャローン・ストーンは今年58歳なので

その年齢から判断すると一般的に言って

即刻に整体で猫背の矯正を開始したとしても

猫背から完全に脱却するには 数年の整体の矯正施術が必要である

もちろん 『氷の微笑』の公開当時の35歳に 猫背矯正の整体を開始していれば

猫背から決別するに短時間で可能だったにちがいない

猫背の矯正とは そうした性質をもっている

つまり 年齢が若ければ若いほど 容易なのである


うすぎの季節の到来は まさにこうして

猫背に気づく好機といえる

自分の肩のラインは へいぜいは鏡で正面ばかりしか見ないので

ほかの人にスマホなどで

立体的な肩のラインが判別できる写真をとってもらうと

厳然とした自分の肩を認識しなければいけなくなる




あなたの肩は こんな感じになっていないだろうか

下図は アメリカの歌手 マドンナの最近のショットである



マドンナの肩は 猫背をていしないよい例である

これも

マドンナが日頃からボディラインを鍛錬しているたまものだろうか

下図は 偶然見つけた女性3人のイラストであるが

いづれも きれいなラインをみせている

ただ

一番左の赤い模様の服の女性の上半身と下半身を連結するラインが

やや後方に傾いているが

これは この一番左の女性が 他の2人の女性から何かを言われ

これに反応する一瞬のしぐさを表現していると取れるので

体のラインそのものが問題があるわけではない



下図は同じくイラストで女性が男性に手を引かれている光景だが

体のラインの破綻がない様子をあらわしている



下図は

フランス画壇で活躍したキスリングの『背中の裸婦』という絵画である



この夫人は 背骨の胸椎と腰椎はきれいに立ち上がって難点はないが

肩の位置は内側に回り込んでおり軽い猫背である


さて ひるがえって日本をみてみると

和服の着物姿の女性は

背中と腰がきれいに立ち上がって良いスタイルなりやすい

これは 帯で腰椎部をしっかり締め上げ

着物の巻き込みで骨盤をでん部から締め

背骨の胸椎部を立ち上げさせる着付けとなっている為で

和服姿は美しく見える

ただし 和服も肩甲骨が内側に入り込むのが強かったり

首が前方に突出する傾向が強かったりすると

これをなかなか覆い隠せない

下図は左が若尾文子の写真であり右はイラスト

若尾文子の方は 肩の位置がやや内側に入り込んでおり

右図のイラストの女性は首が前方に突出しすぎており

体のラインからいうと欠点といえる



このように

入手しやすいスナップ写真などから他人のラインを検討し

自分の体のラインをみなおすのも一つの方法といえる