2016年6月の整体




全身の得体のしれないダルサと格闘する季節が

まためぐって来た

とりわけ 名古屋の蒸し暑さは あなどれなく

この地への転勤で初めての名古屋の梅雨をむかえる方々で

悩ましい日々のダルサに頭を抱える人が多い

この地は 温度というより湿度が過酷で

この湿度の高さに打撃をうけることになる

なぜ 名古屋が湿度が高いのか?

私なりの推測は

海からの風が途中ではばまれ 名古屋の街に届かないから

ではないかと考えている

いずれにしろ 尋常のダルサでないダルサにみまわれたら

整体が有効である

整体のダルサを一掃するポイントをあげてみよう

呼吸の回復

内臓の活性

皮膚の蘇生

筋肉の柔軟

血行の清冽

リンパの改善

体液の始動

脳の覚醒

熟睡の復権


これらは すべて

湿度の高さで身体機能が低下した時の施術の基本原理といえる

その理論的背景を説明すると 次のようになる

体の外の水分が急激に増え これに体がついていけなくなると

まず 皮膚が閉鎖的になり 皮膚呼吸がいちじるしく低下し

総体的に呼吸が浅くなり 摂取酸素量は低下する

したがって

第一に呼吸の復旧に努める

それには 皮膚の刺激で皮膚の蘇生をはかり

同時に横隔膜の自由度を確保し

骨格筋群を柔軟にし 内臓の活性をはかり

腹式呼吸が無理なくできる状態をつくる

この段階になると 体は文字どうり 一息つけて蘇生の軌道に乗る

すると 新鮮な酸素の摂取量が増えると

血行はよみがえり

鮮血が体中を走り回るようになる

血液のめぐりがよくなれば 蓄積された老廃物はスムーズに流れだし

柔軟になった筋肉でリンパ系は活発に動き出し

体中の体液が活発に動き出し

体の外の水分 と 体の中の水分 の

拮抗バランスの平衡化が実現するところとなる

これによって 酸欠状態であった脳はよみがえり

重苦しかった脳は軽快となり

体全体のダルサが うそのように消失することとなる



名古屋の梅雨は

整体の最も本領の発揮する時期ともいえる

名古屋の湿度でダルサが抜けない場合

エアコンの調整ばかりに腐心していては

梅雨が終了し ついに本格的な夏の到来したとき

アウトになりかねない のである