2016年11月の整体


 



今年も風邪の季節がめぐって来た

そうなると ふえてくるのが次のような問合せである

「 風邪ひいているんですけど 整体かかっていいでしょうか? 」

こうした質問を発せられる方は まだ風邪も軽症に属する人で

そもそも重症になれば

来院するだけでも しんどいので即 予約キャンセルとなる


突然のキャンセルでも いっこうに差し支えないので

「 そうですか お大事にして下さい 」 となる。


では 軽症の方で どうしようか迷っておられる方には こう答える。

「 もし 整体やって 良くなりそうな気配なら お越しください、」

「 そうですか・・・ 」

「 躊躇されるようでしたら 今日の所はお休みして 回復してからお越しください 」


風邪を 整体では病気と見ない。

体の全体を清掃・浄化する身体反応とみて 

体の不調を調整し 毒素や老廃物を強力に排出する経過期間と考える。

病気ではなくても 身体はある戦いを果敢におこなっているので

体は消耗し、つらく、しんどい。

ただし こうした時も

整体は その人にあわせた処方の整体を選択して施術するので

受けられる方が 積極的であれば

整体をおこなう。

 とくに 風邪の症状が長引いて回復がぐずついている時などは

整体は有効であり

こうした時は 体力も気力もかなり回復しているので

的確な整体でとどめを刺すと

ぐずついた風邪が一気に払われていくことが多い

通常 風邪はウイルスを自己免疫力で退治できれば

数日で自然消滅していくが

それが長引くのは 何らかの問題

つまり自己免疫力が弱体 或いは阻害 または低下していることが

考えられる。


いずれにしろ

風邪はウイルスが細胞に宿り それが増殖を繰り返している状態で

今のところ 風邪ウイルスをノックアウトする薬は存在せず

自己の免疫力に頼ることが唯一の手段であるので

基本的には 自己免疫力を高めて

ウイルスの勢力が弱体するのを静かに待つのが最善の策である。

すでに こうした風邪への見解と対処方法は

この数年で西洋医学界も明瞭に発信しだしている。



研究熱心で 良心的な医師にめぐりあえば

無駄な投薬に頼ることなく

風邪に対する身構えを懇切丁寧に説明し

その症状の度合いに準じた対処法をきめ細かに指導してくれるはずである。