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2017年5月の整体


5月病という症候群は、

戸外は5月のあたたかな陽光で輝いているのに

からだも心も重くしづみこみ 明るい展望がなく いたたまれない状態におちいる。



5月の連休が明けると 毎年 判で押したように

この5月病におちいってしまった人が数多く 

整体 MIKUNI の引き戸を開けてやって来る。

会社つとめの方は 仕事と職場の環境に嫌悪や不調を訴え

主婦は 家事と育児と人付き合いに 疲れはて

学生は新しく入学した大学の生活に乗り切れず苦悶し 

・・・

と様々であるが 一応に4月からの新しい環境や境遇の変化に

うまく適応できないことが原因で起こることが多い。



からだにあらわれる症状を集約すると

睡眠障害

とれない蓄積疲労

たとえようもないだるさ

からだに力がわいてこない

胃腸の不振

目の不気味な疲れ

頭痛

呼吸が苦しい


じんましんの多発

などなど多岐にわたるが、最近の傾向では

突発性の浮腫 ふしゅ

突発性の難聴 
なんちょう

視力のいちじるしい低下

などが新手の5月病として 鮮明にふえている。

もちろん 強いストレスによって引き起こされる生体反応であり

5月に圧倒的に多発する。



整体は まず

からだの不調や不快を一掃し からだを軽快にすることで

新しい環境や境遇に対抗できる意欲を湧きあがらせる

ことから始める。


今回は このうち 5月病の 突発性の浮腫 ふしゅ

におちいてしまった女性の話を記してみよう。

名をナタリーという。

  ナタリーの場合
 
ナタリーは 32歳 女性、 商社の総合職で 名古屋にこの4月に東京から転勤。

東京のころからセクションは営業で 業務に変化はないが

名古屋支社で あたらしい職場環境になり 当初は張り切っていたが

4月の下旬ごろから 心身の異変がおこり

連休まえに 突発性の浮腫が右下肢 特に右ふくらはぎに 発症し

右下肢は 象の脚のようにふくらんでしまった。

すぐに病院に駆けつけ 突発性浮腫と診断され 投薬をうけたが

はかばかしい回復がみられず

連休中に 友人の紹介で 整体 MIKUNI に来院する。



ナタリーによると

名古屋支社の配属部署の新しい上司とソリがあわず

うまく歯車がかみあわず

まず 睡眠の障害がおこり 疲れがとれず 焦燥感にさいなまれ

結局 浮腫が発症 歩くのに困難となった。

 

腎臓疾患、肝臓疾患は 病院の検査の結果は陰性で特に悪いところなし。

連休の始めの4月末から来院し 連休中は 一日置きに2時間の施術をくりかえす。

こうして 5月の連休明けには なんとか出社できるように回復した。


施術としては リンパドレナージュを主体とし

そのほか 腎臓の機能を高め 体液の循環と代謝の回復に努め

頭脳と頭部の施術をくりかえし 心身の爽快をはかった。

施術中は ナタリーの苦衷を吐露する会話を おりにふれておこない

心奥によどんでいた 1か月にわたる心労も口にすることで軽減してきたのである。


もともとが 意志と精神力の強さがあるナタリーは

なにかのきっかけや 糸口が見いだされれば

環境に順応する光明が 差し込みやすいのである。


ナタリーの5月病の元凶であるらしい 新しい上司を

徹底的に解剖分析して 相手をのみこめるようなレベルに到達できれば

それが 相手とうまくつきあう やり方のひとつでもある。

もちろん それも体がすっかり健全をとりもどすと

境遇に立ち向かう 気力がわきあがってくるのである。


連休あけて 出社がはじまり一週間後

はじけるような元気な声で 電話があり なんとかやってます と

ナタリーからの吉報があった。

脚は ほぼ左右差がなくなった とのこと・・



 
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