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 2018年1月の整体

基礎代謝の誤解

 
 

年の初めに 今年こそスリム化を実現したいと

『 基礎代謝は整体で高くなりますか?・・・ 』 

という問いかけるひとが 多くなっている。



その裏には

基礎代謝を高めれば太りにくい体質になるという説を

半信半疑でありながら頼りにし

より引き締まった健康的な体にしたい

という希望がある訳で

こうした問いかけへの返答は 以下のようにしている・・・

 『 整体では 基礎代謝を高くするのはむつかしいですが 

  しかし、整体で代謝をよくすることはできますよ ! 』

こうした問答の背景を明瞭にするには

基礎代謝の意味はともかく

結局は代謝の本質からのべなければならない訳で

じつは それはかなり奥深いテーマなのだ。


なぜなら

代謝 (たいしゃ・メタボリズム) とは 

人体の生命活動の根幹をなし

おどろくべき広範囲にわたる生理作用にまたがり

きわめて複雑なネットワークで成り立っている

究極の人体システムだからである。


これに対して 基礎代謝とは

生命維持に最低限必要なエネルギー消費量の基準値であり

厖大な代謝の働きのうち エネルギー消費の観点だけに限定して

算定した指標である。

よく誤解するのが 基礎代謝が

その人の代謝能力を評価する指標かと勘違いしてしまう事である。

基礎代謝の定義は、

12時間以上の絶食後に 24時間の安静状態の中で

消費されるエネルギー量(ATP量)が定義となる。

これは そもそも基礎代謝が

一日の通常生活活動において占める割合が全体の60%になり 

それ以外の普通の運動でのこりの40%を消費する

という前提のもとに 構築された指標である。

それゆえに基礎という名がついているのである。

このため 細胞が若くエネルギー消費の活発な若い人ほど

体重1kgsに対する基礎代謝は大きくなり

細胞の老化が進むにつれ

体重1kgsに対する基礎代謝は低くなる。

基礎代謝は

年齢・性別・身長・体重のデータを基にして作成された

標準となるべき指標であるので

以上の4つの条件が根本的に大幅な変動がなければ変化はなく

基礎代謝を高めれば太りにくい体質になる

という説そのものは いくぶんまとはずれなことになる。


基礎代謝とは このような実情であるために

冒頭の

『 基礎代謝は整体で高くなりますか?・・・ 』

という質問に対して 整体的に より親切な回答をすれば、

『  もし 太りにくい体質にしたいのが本当の望みであれば 

基礎代謝にこだわるよりも

代謝そのものの機能を高めることに邁進するべきで

そのためには まず代謝作用の具体的な例を

ひとつでも理解すると いいですよ ・・・ 

その後で 代謝を高める整体の施術してあげます。  』


ということになる。


基礎代謝にまつわるこの辺の事情は

メタボリック・シンドローム 略して メタボの事情と

酷似している所もある。

メタボ つまりは肥満のことかと 即、 連想されることも多く

それだけで止まってしまうと 

その底流に流れる 代謝 (たいしゃ・メタボリズム) まで 

たどりつけなくなってしまう。


メタボリック・シンドローム いわゆるメタボは

代謝の中の ある一部の代謝異常にスポットをあて

動脈硬化症を引き起こす危険水域にあることに

注意を促す意味で作られたものであり

高血圧・脂質代謝・血糖値のデータの陽性、

腹まわりにつく内臓脂肪の量

に着目して判断される。

このうち

象徴的にわかりやすいのが 腹まわりの大きさである事から

メタボとは肥満 というイメージが定着したわけである。


こうして いわゆるメタボも

代謝 (たいしゃ・メタボリズム) の世界の

ある一部を 切り取っているに過ぎない。


では

代謝 (たいしゃ・メタボリズム) を簡潔にまとめると

どのようになるだろうか?

まわりくどくなったが

ここで はじめて

代謝 (たいしゃ・メタボリズム) の入り口に立つわけで、

私なりの言葉で

代謝 (たいしゃ・メタボリズム) を簡潔にすると、


外部から体内に入ってきた食物や酸素を 

化学的反応により

エネルギーや他の物質に次々と変貌させ 

人体を維持させる生理活動を広域に進める機能。

その現場は 細胞内で進行し 

その反応を劇的に推進するのが酵素である。

となる。


代謝 (たいしゃ・メタボリズム) は

身体のあらゆる細胞で進行しているために

それぞれの部位での多彩な代謝活動の特徴がある。

ひとつ例を挙げれば

たとえば

代謝 (たいしゃ・メタボリズム) のひとつとして呼吸がある

実は呼吸も 代謝 (たいしゃ・メタボリズム) のひとつである。

呼吸は大きく分けると2つの側面を持っている。

ひとつは

酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す肺で行われる肺呼吸。

この肺による呼吸が 普通誰もが知っている呼吸であるが

あまり知られていない 呼吸が今一つあり

それが 肺ではなく 細胞の現場で起きている呼吸で

これは酸素を使って糖や脂肪の栄養を酵素を触媒にして

化学反応によって

ATPという形のエネルギーに変換する事で 

これも細胞レベルの呼吸という。

これが 代謝 (たいしゃ・メタボリズム) を象徴する

細胞での代謝のひとつである。


整体では

こうした 代謝 (たいしゃ・メタボリズム) 

改善することができるのである。


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