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2018年7月の整体
体質を転換するやり方, 整体


体質を変えたい人は 多い。




ただし

体質は そんなに簡単に変わるものでなく

変えたいと思いながら 何ら有効な手段が見つからず

数十年すぎてしまい 結局 あきらめる というパターンが大半である。


もちろん

『 私は これで 体質が すっかり変わりました! 』

と いう人も中にはいて

あなたが もし身近に こうした人がいれば

どうやって 体質がかわったのか仔細にききだすのも 有効な手段である。


体質をかえるのそれほどむつかしい。


たとえば

太る体質を変えたい

むくみ体質を変えたい

下痢症の体質を変えたい

強い冷え性をなくしたい

風邪をひきやすい体質を変えたい

アレルギィ体質 を変えたい

疲れやすい体質を変えたい

・・・

こうした体質を転換するやり方を 整体的に披露してみよう。


そもそも 体質とは どのように決定されるのか?

結論をいえば

体質を決定する要素は 2つに分かれる。


それは 遺伝子と環境条件 の2つが組み合わさり

その相互作用で体質が決定される。

遺伝子とは ヒトが無数に持つ細胞のひとつひとつにある核にある

DNAにある遺伝情報を指す。

環境条件とは

ヒトが生きていくうえでかかわりあうすべての外的条件で

代表的なものが

食生活、精神生活、気候、運動、ストレス、睡眠

など の環境すべてにわたる外的条件である。

この2つの条件が 組み合わさり 体質が形成される。

また 病気や健康状態も決定される。


この場合

遺伝子は変換が容易でなく 一度形成された遺伝子は

特殊な条件下でないと変換されない。

ただし 遺伝子そのものが持つ特性も

その出現の仕方は 環境条件により影響を受け

遺伝子の特性が表面に出てくるのである。


この両者の関係を

以下のような説明をすることもある。

つまり 遺伝子にはオン・オフのスイッチがあり

環境条件が この遺伝子のオン・オフのスイッチを主導的に

作用して 遺伝子の作用が現れるのを調整している。

この仕組みの名称を エピジェネティクス という。


体質も まさに このエピジェネティクス の作用を受け

遺伝子と環境要因の相互作用で決定されていく。


こうした 理屈と論理を 太る体質 と やせる体質 を例にとって説明しよう。

   

たとえば

上の2人 どちらも 遺伝子は太るDNAを同様に持ってたとする

それでも かたや太り、かたや痩せている 場合は多い

なぜそうなるかは

つまり 環境要因の差なのである。

環境要因が 遺伝子の作用に影響を与えている差なのである。


では 太る体質 と やせる体質 は

どのような環境要因で もっとも差が出やすいのか?


それは ズバリ 

日常生活の中での動作と挙措をいかに細々と素早く動くか!



食生活の内容!

の2つでほぼ決定される。


 ここで

日本人の筋肉の傾向についての遺伝子情報を記してみよう。

日本人を含むアジア系黄色人種、欧米白人種、アフリカ系黒人種、

の3つの人種の筋肉組成の遺伝子の違いである。


ヒトの筋肉組成は 筋繊維という細い繊維が集合してできており

その筋繊維は 2種類の 赤筋と白筋でなる。

赤筋とは 遅筋ともいい ゆっくり長時間にわたり疲れ知らずの筋肉繊維。

白筋は 速筋ともいい 瞬間的に大きな力が出る瞬発力の高い筋肉繊維。

筋肉は この2つのそれぞれの長所が発揮できるように配合されている。

じつは この2つの筋肉の配合割合が

3つの人種で かなりの違いがあり

これこそが 人種別の遺伝子の特徴となっている。

以下が 人種別 の赤と白の比率である。


  赤筋   白筋  計  
 日本人を含むアジア系黄色人種 30   70 100   %
 欧米白人種 50   50 100   %
 アフリカ系黒人種 70   30 100   %


これが 何を意味するのかというと

白筋とは トレーニングすると強靭になる性質があり

赤筋は トレーニングによっても 白筋ほどには変化が現れない。

このため 筋トレによって 体が変貌しやすく 運動能力が向上し

ひいては やせやすい体質になる 最も顕著なのがアフリカ系黒人種といえる。


これに反して

日本人を含むアジア系黄色人種は 筋トレによって

アフリカ系黒人種ほどには 顕著な変化が見られにくいことを意味する。


この例が まさに

永年にわたって培われてきた人種的遺伝子の傾向と特性を示し

さらに これに環境条件の因子が組み合わさり

そのひとの体質が決定される。


こうした体質を見極め

最も適した 体を造るトレーニング方法を選択するのが効率的であり

日本人を含むアジア系黄色人種が

やせる体質に 筋トレをもってしようとした場合い

筋肉トレをして 筋繊維を強靭にすることを狙うよりも

日常的な運動を活発にして やせる体質にしたほうが効率がよい

ということを 言いたいのである。

もちろん それは あくまでも

アフリカ系黒人種の遺伝子傾向から見ての話なのだが・・・


このように 遺伝子の特性は なかなか動かしにくい。


整体は こうした前提のもとに

体質の転換をはかることを行っている。


もちろん

遺伝子も環境要因 ともに変革をあたえることで

体質の転換をはかるのである。


     両方ともに

転換する
体質の転換
 
 
         


さて このうち 環境要因を転換することは

さほど 遺伝子に踏み込むことよりも 困難ではない。

問題は どう遺伝子に影響を与えるのか?

ということに 最大の難関がある。


もちろん 遺伝子を転換する ということは

すべての遺伝子を入れ替えるという意味ではなく

ある部分的な遺伝子の特性に働きかけ

これに影響を与える という意味である。


こうした考えを 先ほど 紹介した エピジェネティクス という概念で説明してみよう。


エピジェネティクス とは

環境によって変化する遺伝子のスイッチ というコンセプトである。


1942年にコンラッド・H・ウォディングトンにより初めて提唱された概念で

二重らせんで成り立っているDNAや、DNAが巻き付いているたんぱく質を、

有機分子が後天的に化学的に影響を与え

これが親から受け継いだ遺伝情報をオンにしたりオフにしたりと調節している。

この有機分子はひとたび化学的変容が起こると、長い間、時には一生付着することとなる


こうした概念が エピジェネティクス といわれるもので

つまり遺伝子そのものが変換しなくても

遺伝子の作用が オン・オフ の操作により

制御され 結局は 体質の転換がされる という事になる。


整体は こうしたことを論拠にし

遺伝子と環境要因の いずれも転換し 体質転換の道を開く。

では  どのように 遺伝子のオン・オフ の操作は なされるのか?

もっとも 遺伝子に刺激を与えるのは

ヒトが極限状況に直面した時である。

この場合 極限状況とは いい意味でも悪い意味でも 同様で

つまり

絶体絶命のピンチ、とてつもなく気持ちのいい快楽、

これらが 繰り返されると 遺伝子のオン・オフが作動しだし

体質が変わっていく端緒となる。


ヒトは こうした良きにつけ悪しきにつけ極限状態の繰り返しで

それに対抗し克服する 或いは それを永続的に享受出来る様に

心身ともに 自分のもっているあらゆる潜在力を引きずり出し

可能な限り真剣勝負の大一番の戦いをする。

この臨戦態勢、そして実際の戦い が 心身に大きな変動を与え、

ついに 遺伝子のオン・オフの作動する要因となる。


ヒトにとって 絶体絶命のピンチの極限状況の代表は 飢餓である。

飢餓に際し

ヒトの体は あらゆる限られた栄養素を最大限いかすように

工夫をこらし 体のもつ潜在力が 爆発的に浮上して

生命の維持をはかろうとする。

そうした 体の緊急事態に直面する態勢が 遺伝子オン・オフの作動の引き金になり

それまで経験したことのないような劇的な変化が 身体に現れる。

たとえば

体温の保持、代謝の効率的な働き、老廃物の排出能力の格段の向上、

血行とリンパの飛躍的な活動、体中に蓄積された栄養を徹底して取り尽す、

呼吸の効率的な繰り返し、内臓のフル稼働、内分泌の健全、

脳のフル稼働、外敵を駆除する免疫力、

などなど イマージェンシー態勢が次々と繰り出され

身体は 緊迫と緊張をおび 一気に臨戦態勢モードとなるのである。

つまり これによって 遺伝子オン・オフが活性化し

それまでに 思っていなかった心身の変化が現れる。

それが 体質変換につながる。


うってかわって

ヒトにとって とてつもなく気持ちのいい快楽は 無数にある。

腰がぬけるほどの 無上の快楽と愉悦は

それまでの緊張や緊迫 不安や動揺やおびえ 圧迫と圧力 懐疑と不信

などの払いきっても払われない事柄を

一瞬であるかもしれないが 刹那的であるかもしれないが

忘れさせてくれる一瞬である。

もちろん その快楽と愉悦が まるで何千キロの海底の奥底から

湧き上がってきたような 衝撃的なものでなければならない。

つまり 極限の快楽と愉悦でなければならない。

こうした 極限の経験が重なると

遺伝子のオン・オフが作動するうなり声をあげる。


整体は こうした極限状況を 心身ともに与えることをする。

これによって

遺伝子の遺伝子オン・オフ作用に積極的に介入するのである。


整体は こうした極限状況を積極的に作り出し

心身ともに 衝撃的な影響を付与することで

遺伝子のオン・オフに関与して

体質の転換をめざす。


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