整体 MIKUNI のトップページ
2019年9月の整体
肩甲骨はがし、目がさめる快感治療


『 肩甲骨はがし 』 という技法が 当節は流行している。

なぜ こんなに 流行しているかというと 

それは

肩甲骨をかたまらせて 可動域を極度にせばめてしまう日常生活の中の動きの

共通する傾向が蔓延しているという

現代に現れた特有の理由からくる。


次々と現れる新手の日常生活で使う電化製品は、

基本的には ヒトの身体を動かさず 指一本や音声のみで作動するように追求されているので

当然 日常的な運動量は極端に減少していく。

とくに

腕を肩のラインより寄り上に挙上する動作は ほとんど日常的にする必要がなくなりつつある。


また 仕事でデスクワークを続ける人は パソコンを前にしている時間が長く

その動作において 肩甲骨はほとんど動きはなく 稼働していない。

さらに 決定的なのは、

スマホの普及により 身体の劇的変化が蔓延し始めた。

あらゆるものが スマホにつながる生活様式は スマホの画面を見つめる時間が飛躍的に増え

それは、

ひとつに スマホを見る時の姿勢が 頸椎突出を生み出し

ひいては 肩甲骨の硬直をうみだしてしまうのである


ひとたび 肩甲骨が硬直して その可動域が制限されてくると

様々な弊害と故障と不調が襲来しやすく 

背中痛、首痛、肩こり、頭痛、腕の重ダルさ、腰痛、呼吸の苦しさ、内臓の不調

・・・・

等の 症状が直りにくく すっきりしない日々が続く事になる。


そこで  『 肩甲骨はがし 』 である。

なぜ 肩甲骨はがし なのか?

それは 肩甲骨の可動域を止めている大きな要因が

肩甲骨と肋骨の間に サンドイッチの中身の様に存在する 筋肉である

肩甲下筋 けんこうかきん で この筋肉が柔軟性を失い硬直してしまうと

まるで 肩甲骨と肋骨をぺったりと結合させて固定してしまう様相を帯びる。

健全な状態であれば この肩甲下筋は 肩甲骨と肋骨の間にあって

フワフワと浮いているように存在して 肩甲骨と肋骨の動きに応じて

変幻自在、自由闊達に 動いていなければならないが

肩甲下筋が ひとたび柔軟が失うと まるで 肋骨と肩甲骨を接着剤の様に癒着させてしまうのである。

もちろん

肩甲骨の動きをになうのは 肩甲下筋のみではなく 他の筋肉群の共同作業なのだが

肋骨と肩甲骨の癒着状態を解くのに 最も鍵をにぎるのが この肩甲下筋であり

それが まるで 肩甲骨の裏側にぺったりとくっついた状態をはがしていくような作業が必要となるために

こう呼ばれる。

この 『 肩甲骨はがし 』 、それが うまくされると 途方もなく気持ちよく

体が 一気に蘇るような爽快感が訪れる。


だが、

 この 『 肩甲骨はがし 』、 やり方に それなりのテクニックがいるのであり、

そのコツを得ていないと うまく はがれなく おおむね中途半端に終わる。

よく あるのは 肩甲骨と背骨の間に術者の指を突っ込んで

文字どうり 肩甲骨と肋骨を はがすように 力まかせに 開こうとする術者がいるが

これでは 患者は痛がるでけで 肩甲骨ははがれない。


どうするかというと

術者は まず 患者を横臥の位置にさせ、患者の背中側に位置する。

次に 背後から 片方の手の平で 肩甲骨にそれを当てる。

術者の反対側の手で 患者のわきの下から手を差し込み患者の胸部から肩を支える。

これが基本姿勢である。

そこから 肩甲骨と肋骨全体を車の車輪の様に 回転させる。

こうした回転を加えながら 術者の右手5指、及び左手5指 を適宜

肩甲骨に付着する関係筋肉群を刺激しながら

肩甲骨の回転を スピードやリズムやテンポを変えつつ 続ける。

こうすると 次第に 肩甲骨と肋骨と肩甲下筋 けんこうかきん が

それぞれ バラバラに ほぐれてきて 癒着が解かれる。

この時 肩甲骨を取り囲む筋肉群を明確に熟知していないと

ただむやみに 5指をうごかし 効果がみられない。

さらに 各それぞれの筋肉群が どのような硬直度合いなのかを検知する能力が必要となる。


肩甲骨に連なる筋肉群とは 次のような筋肉となる。

肩甲下筋 けんこうかきん

小円筋 しょうえんきん

棘上筋 きょくじょうきん

棘下筋 きょっかきん

肩甲挙筋 けんこうきょきん

小菱形筋 しょうりょうけいきん

大菱形筋 だいりょうけいきん

前鋸筋 ぜんきょきん

肩甲舌骨筋 けんこうぜっこつきん


これらが 『 肩甲骨はがし 』 の標的となる筋肉群である。


このような 『 肩甲骨はがし 』 がおこなわれた患者は 快感の渦におそわれ

愉悦の叫び声が あがってしまう。


整体 MIKUNI のトップページ