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2021年1月の整体
在宅勤務がお尻を直撃する






在宅勤務が長く続いて
腰痛で悲鳴をあげ整体に飛び込む人が多い。


パソコンなどで長時間座り続けるイスやデスクの環境が
オフィスの環境より劣悪なのが一番の原因である。


腰痛でいためる部位や症状はとうぜん千差万別であるが
注目すべきは、
在宅勤務で腰痛を起こす人の特徴的なある傾向である。

何かというと
お尻の筋肉の損傷が圧倒的に多い事である。



原因はおよそ次の様に集約される。
自宅で長時間の座りすぎ、イスと机のクオリティ、
パソコン画面の小ささ、
運動量の総量の減少、座ったら座りっぱなし・・

オフィスでは通常様々な仕事が錯綜するため
こまめに立ったり座ったりと変化に富むが
自宅となると動作が画一的になるために
動作量と動作のバラエティさが圧倒的に減少する。

こうした変化が身体に与える影響は大きく
それが尻の疾患を生むことになる。

具体的には次の様な尻の疾患となる。

 大殿筋、小殿筋の損傷
 梨状筋の疼痛
 双子筋障害
 大腿方形筋障害
 大腰筋の異常
 尾骨痛
 仙腸関節痛

いずれの疾患も 腰部下位、骨盤、尻に
力学的な負荷がかかりすぎて発症するパターンである。
本質的には同一姿勢による長時間の坐位が
これら筋肉群と仙腸関節に
力がかかりすぎて悲鳴を上げるわけである。

このため これを回避するには
同一姿勢を長時間すわる活動習慣を変容することである。

治療は
仙腸関節痛以外は それほどむつかしくはない。
ただし
梨状筋の疼痛によって坐骨神経痛の症状が出て
尻以外の広域にしびれや麻痺や痛みが放散していると
完治に長引く時間を要すことがある。
さらに
尻の異常の股関節の異常へと
痛みの中心が移行している場合は
軽快への時間が意外に長引くこともある。

尻の筋肉群は 筋肉量が圧倒的に厚く
そのため
筋肉量が豊富な患者だとトリガーポイントに
有効な施術が届くのに時間がかかるケースもある。

いずれにしろ
ヒトは運動体とし歩行する姿勢が
一番に身体が正常を維持できるようにつくられてきたので
座っている時間が長ければ長いほど
からだの破綻が早くなる。

在宅勤務で座位の姿勢が長きにわたっていると
この破綻が尻にあらわれる。




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