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冬の頭痛



寒くなると頭痛が出やすくなる、

慢性頭痛もちの人に そうした訴えが多い。

季節にかかわらず 年じゅう頭痛に悩まされている方も 

木枯らしが吹く頃になると頭痛が一段と深くなる。


冬の頭痛がいっそうの痛みが増す理由は

寒さで血流の不良が深刻となりとなり

それが

頭部、首部、肩部の筋肉の組織に対しての

酸素の供給不足になり

それが頭痛を助長する、という仕組み。

つまり 冷えが頭痛を生む。





したがって

こうした頭痛では暖めるめると頭痛は軽減する。


頭痛にもいくつかのパターンがあるが

そのうち

頭痛の発生源が頭蓋骨の外にあり、

なおかつ 慢性的に同様な頭痛が繰り返される場合

適度な温度で温めると

痛みが軽減するのである。


いわゆる 頭痛と称する内

発生源がどこにあるかで2種に分かれる。

発生源が頭蓋骨の外に存在する場合と

発生源が頭蓋骨の内に存在する場合である。

ほとんどの頭痛が

発生源が頭蓋骨の外に存在する場合の頭痛になる。


こうした頭蓋骨の外で発生源が存在する頭痛を

一次性頭痛と称している。

いわゆる

片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛、

と称される慢性的に起こる頭痛をさす。


整体の治療の対象となるのは

頭蓋骨の外で発生源が存在する一次性頭痛となる。

整体ではこれらの頭痛を軽快にして

頭痛を消失させ健全な状態に戻す。


頭痛も複合の諸要因が

混然として発症する複雑系の病態であるので

その人特有の頭痛の発症にいたる個別的なメカニズムを

見つけ出し これを解明することが

頭痛の根本の治療に欠かせない。


整体がこの一次性頭痛に対処するやり方の

およその手順は以下の様になる:

 1 頭痛の痛みの容態と様相を細かく聞き取る
 2 低血糖と鉄分欠乏の症状の有無 
 3 目の異常、鼻の疾患、耳の状態、口腔内・歯の状況
 4 頭部、首部、肩部などエリアの筋肉の状態 



 1 頭痛の痛みの容態と様相を細かく聞き取る

頭痛は 先に述べたように

複雑系の病態であるので まず問診によって

実際の痛みの容態と様相を仔細に聞き取り

頭痛の実相を確認する必要がある。

 2 低血糖と鉄分欠乏の症状の有無 

血糖値と頭痛は大きな関連性があり

血糖値の変動が自律神経を不安定にさせ

ひいては頭痛を引き起こすことがある。

また

鉄分の欠乏は血液による酸素供給不足が生じ

血流の障害がおこされ 頭痛を生むことになる。

 3 目の異常、鼻の疾患、耳の状態、口腔内・歯の状況

目、鼻、耳、口腔内・歯の異常は頭痛を生む。

またこれら諸器官のもたらす痛みを

頭痛と感じ訴えることが多い。

このため

これら諸器官の健全性の確認ははずせない。


 4 頭部、首部、肩部などエリアの筋肉の状態 

一次性頭痛のほぼすべてに存在するのが

頭部、首部、肩部の筋肉群の強い硬直である。

このため

これらエリアの筋肉状態を把握するのは

きわめて大事なこととなる。

なかでも 板状筋
ばんじょうきんは、

頭痛を引き起こすに大きくかかわる。

板状筋は、頭板状筋と頚板状筋の2つに分かれる。

この筋肉群が硬直が強くなると頭痛をもたらしやすい。

この筋肉群の広がりは

胸椎第6番の正中から乳様突起、後頭部へと広範囲。




冬に寒くなり この筋肉が冷えて硬くなると

頭痛が起きることが多い。

冬の頭痛に最も警戒をようするのがこの筋肉なのである。


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