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 整体の入口
 

整体は

もともとが その対象とする病状や異常が広汎に及び

心身のさまざまで発生する

多彩な不調・不快・痛みの解決にあたるという広域性を

基本的な特徴としてもっている

このため 整体の入口は とても広く、そして 奥深い。

ただし その反面、

整体をいろどる独自性や意表性が

ある種の警戒感をよび

整体の門の鈴を鳴らすのに、二の足をふませることもあるようで

このため

狭き門になってしまっている方も ずいぶんいるようである。


    整体 MIKUNI の

玄関にある鐘


そこで そんな方のために

整体の入口にはいり 到来の鐘を振ることが抵抗なくできるように

整体の一端をくわしく紹介してみよう。


まず

整体に来られる人で いちばん多い病状は

それは ずばり 腰痛の人です。



というのも

腰痛で苦しむ人が もともと多い つまり罹病率が高いからで

人口比からみても 世界的に 腰痛の罹病率はハイレベルである。

これは 当然 その背後に

腰痛の治療の難度が高いため 治りにくく 

又 何度も再発しやすいという事情もあり

結果的に いわゆる 腰痛もちという人の数が多いのである。


もちろん 整体においても

腰痛の治療は 高度な見立てと技術が求められるが

患者数が多いことで

結果的に 治療経験が高頻度となり

その治療技術も向上するのである。

結果的に

整体の得意とするもののひとつに

腰痛の根治が あげられることになる。


さらに重要なのは

腰痛の根治が 整体の得意となるのも

単に患者数が多いというだけではない

それなりの深い理由があり

それは もとをただせば 腰のもつ基本的性格からきている。

このため まず 腰がどのような性格なのか・

という視点から見ていこう。


ひとつは、

それは 腰が身体の全体性の力学的成り立ちからみて

その要衝の位置にあり

上半身と下半身を連結する中枢にあり

骨格と筋肉群が複雑に交錯しており

身体の全体のすみずみの動きが

腰にいっせいに集約されてくるしくみとなっている所からくる。

さらには

腰には 腸と腎臓と泌尿排泄器官と生殖器が組みこまれて

これら内臓器官の機能性が緊密に反映するのが腰という特色があり

生命の根幹である 代謝・生命活力・排出・生殖力を内包するのが

腰の重大な位置づけであり

これらの内臓の状態も腰痛と大きく関連する。


また 腰は

全身の姿勢を決定つけるプロポーションの中心となるとなるため

腰の健全性が 身体全体の若々しさを造る鍵となり

腰のほんのささいな微妙な問題が 身体全体の動きと勢いに

大きな影響を与え 身体動作を決定つける。


また

腰の異常が長引くと しだいに体の均衡がくずれ

ドミノのように次々と他の部位の異常が誘発されることも多い。

たとえば

股関節痛、ひざ痛、背中痛、首痛 などなど

逆に

腰以外の部位が長引く不調により

結果的に腰痛が引き起こされることも多い。

事実 整体に来院する腰痛患者の多くが

腰以外に 大きな問題を抱えている人が多く

複合的な痛みで苦しんでいる。




さて

腰の特異な痛みの代表が いわゆる ぎっくり腰 である。

ぎっくり腰は、

重篤であれば 身動きもできず その渦中では 

ただじっとしているだけで

その激しい痛みの嵐が去っていくのを待つしかない状態となる。

腰は このように独特な痛みをだすのである。



以上 腰は このような特徴的な性状をゆうしていることから

腰痛を引き起こす要因そのものが複合的で

複雑性を帯びていることが多く

その人の腰痛の根源とメカニズムを特定すること自体が

難渋を極めることに直面することが多くなる。

結果的に

腰痛治療は 単に腰という局部的視点での見立てでは

根治できないことがあり

身体の全体からの俯瞰の中で治療方針が必要となる事が多い。

つまり

腰には 大局から見る視点が欠かせなく

腰に痛みの現場があるが その源が腰以外の所にある症例は多く

身体の諸問題が一斉に集中してあらわれるのが腰痛と言ってよい。

こうした腰痛の病態のため 腰痛治療において 

整体がその力量を最もよく発揮できることになる。


さらに腰痛は その複雑性により

ひとことで腰痛といっても

その原因・痛みの出方・病態・さらには治療法にいたるまで

百花繚乱 千差万別 であり

ひとりひとりの腰痛の形態ががあるといってもよい。

このため 治療にも細心の注意が払われ

患者に適した変幻自在の対応が求められる。

こうした腰痛の病態本質が 整体の思考本質とうまくかみ合い

結果 整体施術の成果がもたられやすいことになる。



このような背景があり

整体の入口で いちばん躊躇せず鐘を思い切りよく鳴らす方が

それは ずばり 腰痛の患者なのである。

 また

腰痛の治療は 施術をほどこす整体家からしても

身体のあらゆる諸問題が顕在化する基本的な関門であり

腰痛をこなすことができて 初めての一人前の整体家なのでる。


この意味から 整体をほどこす側にとっても腰は入口である。


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