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陣中見舞い記録











整体は
戦いではないが 
おひとつどうぞと陣中見舞いを
差し入れ持参される方も多く
いづれも美味にて
舌鼓したつづみを打ちながら
人々の厚情が
五臓六腑にしみいる。

それらのひとつひとつを
ここに記録にとどめます。


 京都祇園水羊羹  2024年4月 



おひとつどうぞと
N
さんが持参した紙袋っていたのは
京都の祇園の水羊羹。




とてもかわった水羊羹で
本物
青竹羊羹がつめこまれており
竹に穴をあけて空気をいれて
中の羊羹をピョコンと押し出し
食べる。

その趣向も、その竹の香りも
もちろん羊羹の味も
すばらしい!



なるほどこれが京都祇園ですね。

商品名は『甘露竹』という。


 
恵那のナメコ   2024年4月 



恵那の生ナメコをどうぞ、と
Hさんが持参したのは
とても大きな天然ナメコだった。









恵那が実家のHさんが
親戚の方が恵那の山林で採った
ナメコ
ぜひ先生べてもらいたい
もってきてくれた。

たしかに
恵那のナメコはとても濃厚で
なんともいえない
幽玄な野趣が横溢したキノコで
体中に滋味が行き渡る気がした。


 
春限定ヨックモック
 2024年4月  



腰椎ヘルニアが
腰椎の靭帯を突き破り
痛くて夜も寝れなかったMさんが
結局 手術でヘルニア切除をして
一か月 ようやく落ち着いてきて
ここに至るまでに
大変お世話になりましたと
手土産をもて来てくれた。



Mさんがヘルニアの手術を
決断するまでには悩んで悩みぬき
Mさんの
最終決断に至るまでには
2人で何度も
デスカションをかさねた。

ヘルニアはその程度によっては
最終的に手術を
決断
しないといけないケースもある。

今では 手術をしたのはとても
良かったと感じてます ! 




と、
Mさんが嬉しそうにほほ笑んだ。

このヨックモックの菓子は
春限定版とのこと、
庭の赤く燃える桃の木を見ながら
春限定のヨックモックの
菓子缶を開くと
ヨックモック
からはいがした。




 
 手づくり酵母パン
 2024年3月  



手づくりの酵母パンいかがですか?
と、ひと月に一度
整体にケアにくるTさんが
持参してくれたのは
皮は少し硬めで
中はふっくらモッチリの
酵母パンであった。
 


見るからに おいしそうなパン!

うっとりと
わたしがパンを眺めているとTさんが、

 
 このパンの酵母の原料は、

 リンゴの芯を発酵させて

 酵母をつくるんですよ !



  えっ! リンゴの芯で!

リンゴの芯から酵母を作る?
不思議ですねぇ・・・・

ひとくち噛むと
しっとりとして とてもおいしい!
はじめての
リンゴ酵母菌のパンでした。

おそるべし、酵母は・・



 
 京都丹後鯖へしこ  2024年3月  
 


京都の日本海に面する丹後は
日本古代から開けた土地であり
とくにその魚介類は
カニ、サバと豊富である。

名古屋に住むYさんは
すでに亡くなった夫が戦時中
ここで疎開していたことの縁で
この丹後の地に別荘をもっている。

そういう由来で
このたび久しぶりにこの丹後の
別荘に清遊したYさんは
おみやげにこの地の名物
鯖のへしこを
もってきてくれた。







鯖のへしこ、 とは
塩漬けした後に、
さらに糠に長時間漬けし
熟成させた保存食である。
鎌倉時代の頃からある
日本海沿岸の
石川、福井、京都、鳥取
でつくられる伝統品である。
丹念な糠づけで
栄養はふんだんにつまっている。

日本海の食文化の象徴的な食で
へしこ
独自な異彩を放つ匂いが漂う。




宝塚の山椒さんしょう
 2024年3月  



兵庫の宝塚には
清荒神
きよこうじんと呼ばれる
関西では有名な古刹がある。
その参道では
山椒が特産品として販売され
Tさんは例年
旧正月の頃になると
名古屋から車で宝塚まででかけ
清荒神きよこうじんへの参拝をし
山椒を買ってくるのである。

清荒神きよこうじんの創建は
平安時代という、歴史ある神仏習合。
とくにその参道は
全長1.2kmと 長く延び
なだらかな勾配が風情を高め
多くの飲食店と土産物店で
その沿道は殷賑を極めている、
とのこと。

それがこれ、青実山椒と呼ばれる。



山椒の
強い香りと辛さがあふれている。
Tさんは魚料理に
この山椒をよく使うという。

私は
Tさんにこれをいただくと
そのままつまみとして食べてしまう。
山椒がもたらすしびれが
なんともいえず精神を覚醒させる。
また
体が根底から浄化されるような
すがすがしさを覚える。

今年の価格が、去年の猛暑のせいで
生産量が落ちたのか
「すごく高くなり4倍になりました」
とのこと。
山椒の価値はますます高くなった。




 

 神戸・芦屋あしやの牛肉

 2024年3月  



神戸の芦屋にお住いの
Hさんは
体が疲れて限界に近くなると
神戸から飛んでくる。
弱点は背中と肩甲骨。
ここがたとえようのない
重ダルサにおそわれる。

今回も
ぐったりして来院。

芦屋の大正時代からの味という
黒毛和牛の佃煮を
これどうぞと持参された。



神戸と言えば牛、
さっそく晩酌のともに開栓すると
牛肉のほのかな香りがひろがる。

よく冷えたウオッカのロックで
牛肉の佃煮を口にすると
牛肉の乾いたエキスが
じわりじわりとゆっくりひろがり
ステーキの一瞬で炸裂する
牛の肉のおいしさとは異なる
じわりとした旨さが
口じゅうに広がった。

その後の
ウオッカが黒牛佃煮の味と融け合い
さらにうまくなったのは
言うまでもない。




 
 俳句集『蜷の道』  2024年2月  


句集、
つまり俳句を集めた本を
整体に5年越しで来院されてる
Aさんからいただく。
Aさん自身の詠んだ句を集めてある。



おりしも、その前日
松尾芭蕉が渥美の伊良湖で詠んだ
『 鷹一つ見つけてうれし伊良湖崎 』
の句をたまたま思い出し
伊良湖の海で泳ぎたいなと
思っていたちょうどその時であり
Aさんからいただいた句集で
さらに詩心がふくれあがり
どきどきしながら
手にとる。

ブックデザインは
淡いまぼろしのような紙テープが

奔放に舞踏しているのを
障子越しに見ているような
甘い詩情にあふれている。

いい句だなと思ったもの
抜粋、

『 
扇風機回るばかりや留守の家 』

『 
重なれる花見筵の端と端 』


『 柿日和ふとん叩くや谺して 』

『 
糀屋の天井低し養花天 』

『 
耳病んで音無き雨の濃紫陽花 』


5・7・5 で、
なにげない、ちょっとした、
日常の光景が
一瞬で香気に満ちた宝石のように
変わってしまう痛快に
びっくりしました。

奥行きの深い
陣中見舞いとなりました。



 
 手仕事の品・海苔ふりかけ 2024年2月  
 

TAさんが
とてもおいしいとふりかけを持参。
そうですかと
食してみたらなんとびっくりおいしい!






のりがたっぷりとはいり
ふりかけというより『のりかけ』と
呼んだほうがぴったりの品。

ラベル上には、副題として
手仕事の品 
と、記してあった。
たしかにそんな感じのする品であった。




 
 山盛り夏みかん 2024年2月 



TAさんが
近所からたくさんの夏みかんを
いただいたとおすそ分けで
持参してくれた。






分厚い外皮は
内部のたっぷりの果汁を守り
冬の太陽の暖かい光にあたり
オレンジの輝きで美しい。


 

岐阜の蜂蜜
 
 



2024年1月 





 



Oさんが持参してくれたのは
岐阜の蜂蜜。
『百花蜜』といい文字どうり
岐阜市の東部に群生する
梅、桜、桐、椿、椎、の樹木から
日本ミツバチが飛び回り
集めた蜜とのこと。








ペロリとなめてみると
とても厚みのあるコクがあり
ドロリとして栄養が
たっぷり詰まっていそう。

精製過程では加熱せず
他の加工も一切してないとのこと。

蜂蜜は
ホットケーキ、紅茶、に多用してます。
料理の隠し味にもいいですね。
蜂は怖いけど
蜜はいいですね。





 スコッチ
GLENCADAM
2024年1月 


最近、お酒の大好きになった
Hさんから
大みそかに
スコッチウイスキィが届いた。



私も
始めての銘柄で、興味津々
どんな味だろうとグ
ィと飲むと
不思議にも
どことなくバーボンの香り・・
ベースは
軽快なフルーティーなスコッチで
なんともおもしろいお酒でした。
やはり
ウイスキィはストレートですね。



どうやらこのウイスキィ、
調べてみると
イギリスのスコッチメーカーが
アメリカのバーボン樽を輸入して
これにスコッチを詰めて
独特な風味に仕上げるために
熟成させてから
販売するらしい、事が判明した。

どうりで!

これはまさに
イギリスとアメリカの合作の酒です。
いいですね仲が良くて!




 
 まつのはこんぶ 2023年12月 
 

このこんぶ
すごくおいしくダシが豊富に出るので
いろんな料理に使えるのである。

さらに松の葉のように整形してあり
使い勝手が抜群に便利。

こんぶが
日本料理のダシ文化の根幹を
になってきたのは
その便利さにもよるのでしょう。










私はこの『まつのはこんぶ』を
やっこ豆腐にかけて食べますよ、と
いただいた方に話したら
へェ~
 そんな食べ方もあるんだ、と
びっくりしておられました。

おいしいものは
どんどん食べ方がひろがりますね。





 道頓堀鍋焼きうどん  2023年12月



Y.Tさん、は
毎年年末にこの道頓堀のうどんを
宅配して下さる。







鴨肉も入っておりとてもおいしい。
冬にこうした暖かい食べ物が来ると
心が温まりますね。

ありがとうございます。

 
 日本酒『作』ZAKU 2023年12月 


これはおいしい! と、
TAさんが持参して来られた。
さっそく
大吟醸を開栓すると
なにやらひどくうまそうな気配・・






一口ふくむと
この世のものとは思われない清冽さ!
そしてもろみのあまさ!
これこそ
日本の酒の奥行きかもしれない。

どうやら
鈴鹿でつくっているらしい・・・

TAさんは夫婦で日本酒がわかるらしい


 
 黒糖ういろ 2023年12月 


名古屋名物ういろ
で、一年を締めくくって下さい
と、Iさん夫婦が持参された。



手に取ると
まだホカホカと出来立てらしい。

黒糖は大好きなので
さっそく開封し口に運ぶと
なんとも形容のしようのないやわらかさ

そのうえ
あたたかいので
生まれたての肌のように生き物の様・・

こわいほど
おいしかったです。



 
 鹿児島赤芋焼酎『鳳作』 2023年9月 


お盆に
鹿児島・指宿いぶすきに旅したY.Tさんは
鹿児島・指宿
いぶすきの酒蔵で
この『鳳作』をすすめられたそうで
おみやげに持参してくれた。





芋焼酎でも紅芋べにいもという種類の芋で
つくられた焼酎で
どこか甘さがほんのり感じる
ふしぎな
芋焼酎であった。




Y.Tさん、
指宿
いぶすきでは
海岸での天然砂蒸し温泉に
入ったそうで感想を聞くと
熱すぎてそれどころでなかった
とのことでした・・・



 
 信州のブルーべリイ 2023年8月 



ブルーベリィは、
その色も形も味も栄養も舌触りも
ひどく心ひかれる果実。



なかなか
味のしっかりしたものを
市場ではあまり遭遇しない。

T家族が信州で摘み取って
持ってきていただいたのは
かなり濃厚なブルーベリィだった。

信州のみはらしファーム。
例年にないすごい猛暑で
いつもより
かなり味がよくなったとの事。
実に
おいしいブルーベリィでした。

 カゴメつぶより野菜  2023年8月
 

先生、
野菜をしっかりとってね!
と、Y.Sさんが
カゴメつぶより野菜を5本たずさえ
来院。







カゴメつぶより野菜は 
紙パッケージなので自然感があふれ
ひどくおいしそう!

また
飲んでもとてもうまい!




Y.Sさんの変形性膝関節炎は
整体に通うようになって
痛みなく歩ける日が大幅に増えた。

食欲も睡眠も記憶力も
ばっちりで
元気よく毎日を過ごす。

足は悪いが
背筋がまっすぐで強い気骨を
感じる婦人である。



 自家製梅酒 2023年5月 
 


料理の大好きなOさんは
梅酒をつけるのもすごくうまい。



手製の梅酒を
ウイスキーの空き瓶に充填して
先生どうぞ、と
よく持ってきてくれます。

ほのかに甘いので口あたりよく
つい飲酒量がふえてしまう。





 
 韓国スルメ甘辛つまみ 2023年4月 
 


韓国居酒屋の女将を
めざして準備しているYさん
手製の逸品である。








細く裂いたスルメに
コチュジャンやごま油、飴、をまぜ
甘辛くした韓国のつまみは
その軽妙でそれでも奥行きを感じる
酒にひどく合ってしまう。

その鮮やかな赤の色彩も
うまさが凝縮された景色で
見ているだけで酔ってしまう。

厨房で長時間たつYさんの
首、肩、背中、腕は
いつも悲鳴を上げている。
限界が近ずくと
整体にかけこんでくる。

今日はこのおいしい
逸品を持参してくれた。

甘くて辛い真っ赤なおつまみは
韓国料理を作ろうとする
Yさんの強い気迫が
凝固されてスルメになった
ような気がするのだが・・・




宮古島泡盛『菊露』 2023年3月


隔週で規則正しく来院する
Kさんは
2010年からの患者である。
久しぶりに沖縄・宮古島を
周遊したKさんは

 試飲会でうまかったので
先生に買って来ました

と、宮古島の泡盛を持参された。



この『菊
露』は 
やはり 
おおらかで ふくよかで
 ゆったりとした
宮古島の青い海を連想させる
とてもうまい泡盛だった。

泡盛は
数杯をストレートで含むだけで
グルっと酔いがやってくるので
封を切ってたちまち
宮古島のビーチで泳いでいるような
陶酔となってしまった!

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