2012年7月の整体



 今年の7月は 雨模様と快晴とがはっきりしない あいまいなままの進行となっているが

こうした時期に特徴的な体の変調が
全身のダルサと 皮膚疾患 である
もちろん 年がら年中 体がダルイひともいるのだが そういう人もとりわけこの時期がつらい
高い湿度は体の働きを鈍化させやすく 代謝を鈍らせる
すると腸の動きがとみに悪くなり
老廃物が体からスムーズに排出できなくなるというメカニズムで

その連鎖が体のダルサを生み 皮膚に異常がでやすくなる
皮膚疾患は とくにこの時期発汗が活発になり 自分の汗が皮膚を刺激し疾患へとつながる人が近年多くなっている

とくに アトピー体質のひとはこの時期 実にイライラがつのる
自分の汗が 自分の皮膚を攻撃するからである


さて こうしたダルサや皮膚疾患に特徴的な症状は 呼吸が浅くなることで
深い呼吸が回復すると かなり症状は回復するものである
皮膚も皮膚呼吸として呼吸活動をしているのであるが 皮膚疾患はこの皮膚呼吸の能力を低下させる

したがって 7月の整体は 呼吸の回復である
胸鎖関節   

まず 仰向けにねて 鎖骨の下を走る部位を緩めてみよう ここは
鎖骨下筋 さこつかきん 
といい ここがゆるまると 深い呼吸をくりかえしながら 肩こりや背中痛の軽減になる
さらに 鎖骨と胸骨を連結する関節で
胸鎖関節 きょうさかんせつ  という大事な関節があるが
この関節を徹底的にゆるめると
海の底からわきあがるような呼吸がよみがえり
めのさめるような爽快感におそわれる

特に 慢性的に肩こりや背中痛からくる体のダルサに負けている人や
皮膚の疾患でイライラしている人に ぜひ施したい部位である