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下半身をスリムにする



上半身は わりとスリムで引き締まっているが

下半身が ぽってりとふくらんで ずっと気になり これを改善したいが

どこから手を付けていいのか 悩んでいる人は多い。



下半身と上半身のアンバランスは

特に女性が訴えることが多く

それを タイプ別に分けると 洋ナシタイプといい 果実の洋ナシを立てた時の立ち姿が

これに悩む女性のシルエットに酷似している所からきている。


とくに ぴっちりとしたジーンズを身に着けた時

顕著にあらわれ、

でん部と骨盤が横に広がり

太ももは太く

ふくらはぎはポンポンに膨張して

足首は硬く 可動域が狭く アオリができにくい。

むくみも強くでており

夕方になると ふくらはぎが重くなり 睡眠が入りにくい。









こうした 下半身のスリム化を切望する女性で圧倒的に多く占めるのが

デスクワーで座位時間が特に長い場合、

あるいは 立ち仕事で一日中 立ちっぱなし という例が多い。

座り続ける、立ち続ける ことは

下半身から上半身への 血行や体液の引き上げる力が衰弱し

下半身に 老廃物がたまり 循環代謝の停留がおこるからであることが多い。

こうした場合 適度な運動によって

下半身に停留した 排出物質を 上半身に送り込める力を回復する事が

もっとも適した自助解決方法だが

こうしたことが おざなりになるのが蓄積すると

下半身と上半身のアンバランスが生じる契機となる。




このように 上半身と下半身のアンバランスで悩むのが

女性が多い理由は

男性は骨格と筋肉の構成が 女性よりも強固であるため

下半身で 排出物質などが停留しても

比較的に豊富な筋肉群が

こうした停留物質を上半身へ送るあげる努力をしてくれる。


このため 上半身と下半身の差がでにくく

女性は 男性に比すれば 骨格と筋肉の構成が男性よりひ弱な人が多く

いったんアンバランスになると その差が歴然となるのである。




また むくみも 下半身と上半身のアンバランスの悩みの主調をなすが、

女性のほうが 体の全体の大きさが男性に比し小さいため

いったん発症すると むくみ外観は より鮮明に映ることもあるが、

むくみを解消するひとつである筋肉の収縮作用により 

体液の安定化を回復するメカニズムにおいて

筋肉量が男性より比較的少ない女性は

むくみの解消に 男性より不利になる事が多い。




下半身をスリムにすることは 視覚的な美醜の問題だけでなく

じつは 全身の生理的機能の健全化とも大きく関係し

下半身が鈍重な場合 おうおうにして

全身の代謝排出の機能低下により 

全身疲労が取れにくくなり だるさで悩まされることが多くなる。


また

下半身と上半身のアンバランスがある場合

上半身の腰に近接する内臓の働きが鈍ることがある。

具体的には

大腸、小腸、膀胱、子宮、前立腺 などの機能不全を起こしやすい。

それは 内臓脂肪の過多が こうした臓器を常に圧迫していて

のびのびとしていないため 機能が低下するのである。

また 骨盤底筋群の過緊張 ないしは萎縮があることが多く

頻尿、尿もれ、前立腺肥大 などが発症しやすいのである。





さらに 下半身が鈍重になると

歩行時の軽快さに欠き ひいては運動量の減少につながり

ますます 下半身のスリム化が遠くなる。


下半身のどこが具体的に気にかかるのかは 

より効率的にスリム化をはかるために

詳細に検討する必要がある。

下半身は まず腰から始まり そこから詳しく見ていこう。


 腰のくびれが無い
 下腹がポッコリ出ている
 骨盤が大きく横に開いた感じで 広い
 でん部が大きく、しかも たれ下がり気味
 股関節が 横に開いた感じ
 太ももが太い
 膝裏が ふくらんでいて 痛みが出やすい
 ふくらはぎが硬くて太い
 ふくらはぎがむくむ
 ふくらはぎがよくツル
 足首がかたい
 足裏が時々痛くなる
 O脚、X脚である
 歩行が ぎくしゃくしている
 外反母趾がひどい


では こうした下半身のスリム化に 整体はどんなやり方をするのか?


 まず 腹部から腰、骨盤からでん部、股関節から大腿、下腿から足首へと

下半身全域にわたり縦横に交錯する関連筋肉群の

柔軟性を回復し 同時に強靭化という

一見 矛盾する施術をおこなう。

それは 筋肉によって

柔軟性を欠き硬直が強い場合は これを柔軟にし

萎縮して力が失っている筋肉群は 強靭で弾力にある筋肉に回復する。

筋肉は 柔軟かつ強靭であるのが その機能を最もよく発揮する。

筋肉は硬直が強ければ

血行不良を引き起こし 筋肉自体およびその周辺器官の機能低下をもたらし

筋肉が脆弱であると

筋肉も臓器も下垂の道をたどり 結局 下半身にそのしわ寄せが押し寄せる。


次に 不必要な皮下脂肪内臓脂肪

最速で どんどん落としていく。

体脂肪とは 皮下脂肪内臓脂肪を合算した脂肪全体を指す言葉。

このうち とくに下半身をスリムにするには

余分についた内臓脂肪をそぎ落とすことが必要。





内臓脂肪がそぎ落とされ すっきりすると

下垂した内臓が引き上げられやすく また内臓そのものの機能が向上し

老廃物の排出がスムーズにゆき 代謝が高められるわけ。

最終的には 下半身のスリム化への道のりが加速することになる。


また

骨盤の開閉の可動を自由にすることは 下半身のスリム化に欠かせない。

骨盤は 開閉するまさに生きて躍動する骨格。

自律神経で 体のリズムにあわせ自在に開閉するのが 骨盤で、

この骨盤が 蝶々の羽の様に開閉の自由度が失われ

開きぎみのまま とどまった状態になると からだの緊張感が低下し

だらけた体になりやすい。


また 開き気味の骨盤のスタイルは 骨盤まわりが横に太って映る。

これは 骨盤が開いている状態は 体そのものがリラックス状態の中にあり

心身共に弛緩して 緩んでいる状態なので

この時間が長く続くと 骨盤から下半身にかけては たるんでくる。


では 骨盤が理想的に動くためにどうすればいいのか?

それは 骨盤の周囲の筋肉群を整備する事。

つまり 骨盤が動きやすいように 骨盤に張り付いている筋肉群を柔軟にすることである。


また 骨盤が開き気味になると

下肢全体の O脚やX脚が出やすく 治りにくい。

O脚やX脚は 下半身がスリムになるには障害になります。

なぜなら O脚やX脚は 荷重のかかりかたがアンバランスになり

本来 荷重がかからないところに かかってしまい 結局 下肢全体のバランスをくずし

軽快な下肢のスタイルとなってしまう。


このため 骨盤および股関節、下肢の骨格の配列の矯正は必要です。


膝裏からふくらはぎ裏側にかけては

下肢で もっとも老廃物が停留しやすいエリアなので

まず 膝裏からふくらはぎ裏側の老廃物がたまらないように通りをよくしないといけない。

このエリアは 実は下半身のみならず全身の排出能力を左右する

重大な役割をもっているので

下半身全体のスリム化には はずせないのである。


また

むくみ体質の人は 体質転換をはかり むくみを制御する必要がある。

とくに ふくらはぎと足首のむくみは

下半身全体の代謝の機能と密接な連鎖反応をする。

このため ふくらはぎと足首のむくみを軽快にしなければならないのです。


洋ナシタイプの体、肥満遺伝子


体脂肪は 皮下脂肪内臓脂肪を合算した脂肪全体を指す言葉と

すべにのべたように 体に保存される脂肪は

おもに 皮下脂肪内臓脂肪 となるが この体脂肪をどんどん分解していくと

一つ一つの脂肪細胞から成り立つ。

全身ではひとり 約300億個もっている。

脂肪細胞 
は 他の細胞と同様に 

細胞膜でかこまれ その中で生命活動が行われている。

その活動が つまり 細胞内に脂肪をため込むことである。

脂肪細胞が脂肪を貯蔵するのは 

食べるものがなくなり飢餓になっても数日は生き延びれるように準備している

生体の防衛反応であるので

それ自体が悪いわけではないのだが

現代社会で 飢餓は ほぼ克服されているので

この生体の防衛機能が 逆に 

思いもよらない不都合な状況を人の体にもたらしてしまったのである。

それが肥満である。

飢餓どころか 食べすぎと運動不足で

必要以上に脂肪細胞が脂肪をため込んでしまう事態に遭遇しているのが

肥満である。


また 脂肪細胞は 単に脂肪を貯蔵するだけでなく

実は いくたの物質を分泌して 体の恒常性を保持する役割もある。

おどろくことに 肥満と食欲抑制するレプチンという物質が分泌され

体重増加の異常を防御する機能もあり

肥満を防ぐ 一見 相反することが進行しているのが脂肪細胞である。


こうしたことは 肥満細胞が 遺伝子のレベルで研究がすすめられたことによって

あきらかになり ついに 肥満遺伝子という

肥満にかかわる エネルギィ代謝の遺伝子が特定され

肥満遺伝子をチェックすることで

肥満の人の おおよそのタイプ分類がされることになったのである。


それは 何らかの遺伝子変異により 肥満遺伝子を保持すると

次のような特徴的な 体型となるのである。


 肥満遺伝子の3つのタイプ
β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR) アンカップリングプロテイン遺伝子(UCP-1)  β2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR
     
日本人の34%が保有し、
基礎代謝が1日200kcal低い
お腹周りが太っており、糖質の代謝が悪い
糖尿病、高脂血症、脂肪肝に注意
日本人の25%が保有し、
基礎代謝が1日100kcal低い
下半身が太っており、脂肪の代謝が悪い、
痩せにくい
がん、女性は子宮関係の病気に要注意 
日本人の16%が保有し、
基礎代謝が1日200kcal高い、逆肥満遺伝子
ほっそりとしており、筋肉がつきにくい。
一度太るとと大変痩せにくい
心臓病、うつ病、低血圧などに注意 


β3-AR遺伝子は
脂肪細胞の細胞膜にあり,
アドレナリンやノルアドレナリンを受容すると
細胞内で
中性脂肪を分解する
酵素「ホルモン感受性リパーゼ」を
活性化する。

このため

 
β3-AR遺伝子に異変があると
体脂肪の分解が進みにくいことに加えて、
インスリンの分泌が低く、
血糖値が上昇しやすい特徴もある。
ブドウ糖が多く含まれる食品を食べると、
ブドウ糖が肝臓で中性脂肪に合成されやすく、内臓脂肪として蓄積されやすい。

このタイプの人は
1日の基礎代謝量が
平均より200kcalほど低くなっている。





食事の傾向としては
糖質(炭水化物)のご飯、麺類、パンなどを
多く食べがちで、
主食でおなかを膨らませて満足感を
得るタイプで、
糖質を減らすことが必要となる。


UCP1 遺伝子は
ヒトの4 番目の染色体に存在し、
褐色脂肪細胞における熱産生に
関与している。

このため
UCP1 遺伝子に変異があると
褐色脂肪細胞で
熱を生み出す機能がうまく働かず、
体脂肪の燃焼効率が
低下しがちとなる。

通常、体は脂肪を燃料として
熱を作り出すことで体温を調節している。
この機能がうまく働かない洋なし型の方は
脂肪が消費されないまま蓄積され、
体温も低いままの状態となる。

また、体温が低い状態が続くと、
体は体温を維持するために
さらに皮下脂肪を溜め込むことになる。

 そのため、
食事ではできるだけ脂質を控えること、
脂肪の燃焼を助ける
ビタミン・ミネラルが不足しないようにする。

男性よりも女性に多く見られるタイプ。

体温が低下すると皮下脂肪がつきやすく、
下腹部、お尻、太ももが
太くなりやすい傾向
触ると硬めで
パンパンに張っているように感じ、
一見筋肉質に見られることもある。

大好物は脂質で
ご飯やパンなどの主食よりも、
おかずが大好き。
から揚げやフライ、クリーム系の
こってりしたものが好きな傾向にある。

食べないダイエットを行うと
体温が下がり、リバウンドを招く。

脂質で太りやすい体質なので
ご飯や炭水化物を減らしても
効果は少なめ
油ものに注意。

冷えからくる子宮関係の病気に注意!




β2AR遺伝子は
脂肪細胞などにある物質で
アドレナリンと結合することで
脂肪細胞に蓄えられていた中性脂肪を
分解して燃焼されやすい状態にする働きをする


日本人の約16%が
この遺伝子に異常がある。
遺伝子異常が無い人に比べ
約20キロカロリー基礎代謝量が
高くなる。

この遺伝子に異常があると、
タンパク質をうまく利用出来なくなって、
肥満はしにくいが
筋肉もつきにくくなる。

体型的には、
ほっそりとしていて
太りにくいのが特徴。

ただし、脂肪を燃やす筋肉量が少ないため、
一度太ってしまうと
他の肥満遺伝子タイプの人より
痩せにくい。


     


こんな体が 洋ナシタイプの女性です。




肥満遺伝子があっても 体は転換できる。

遺伝子があっても 環境が 遺伝子の作用を抑制できる。

ただし この遺伝子の異変の作用をうけな異様にするためには

身体環境の維持が必要なのである。


 太ももを引き締める



太ももの直径が大きく 足が太く見えて

意外にも 太ももの筋肉群は硬く パンパンに張りつめている人が多い。

であるので 太ももに対しては まず柔軟化を目指す。

こうした場合 最初の施術では 

その硬直により 太ももはかなり痛く 患者は悲鳴を上げることが多い。

とくに 太ももの外側は 飛び上がるほど施術で痛い。

大腿の外側広筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯 などの 外側の筋肉群を集中して柔軟にする。



また 股関節から太もも上部にかけて よくあるのが

股関節大転子の突出である。



大転子とは 大腿骨の上端股関節部にある 横に張り出したでっぱり。

ここが 外側に突出すると 下肢は横広がりになる。

この場合 大転子の位置を矯正することになる。



 
ふくらはぎを すらりとする




ふくらはぎは 裏も表も側面も360度全方位にわたって

念入りに施術をする事が必要で

下半身のスリム化の一番のポイントは じつは このふくらはぎなのである。

とくに 膝の裏側〜ふくらはぎの裏側は 

全身性にわたる広域な排泄代謝のキイポイントであり

この部位の硬直が改善されていないと

下半身全体の 動脈と静脈の走行、リンパ走行などに支障をきたし

スリム化の障害になる。

 足首を細くする




下半身のスリム化の 最初に施術は この足首から行うのが常道である。

なぜなら 足裏が着床する際 

足首のねじれなどがあると下肢全体の荷重ラインが確立されず

いつも まちがった着床が続けられ

下肢全体がいびつになったままなのだ。

足首を細くするとは

細くなると同時に 足首のねじれは解消されてゆき

足裏の着床の角度も改善していく。


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