整体MIKUNIのトップへ
骨盤の矯正

 骨盤の不調とは何をさすのか?


骨盤は力学的には上半身と下半身を

連接させ力学エネルギィの爆発と調整機能

をもっているために 不調になると

上半身と下半身のなめらかな動きに

きしみが出て

身体全体の鈍重感、停留感、にみまわれ

軽快を失う。

それがこうじると腰痛、股関節痛、背部痛

等の骨盤周囲の痛みと不如意が出る。



さらに

骨盤の不調の特徴的な事は、

自律神経の失調の症状である。

ヒトは、心と体が一体に連動して

集中して心身を活発な活動状態にして

緊張を高める時と、

リラックスして休息と安寧にひたる時と、

2つの心身状態をリズミカルに

自律して生活している。

自律神経はまさにこのリズムを

体のすみずみにわたり形成させる。

自律神経の失調とは

このリズムが破綻することを指す。

骨盤はこの自律神経のリズムに同調し

微妙な開閉をくりかえしている。

このため

骨盤の不調とは まさに

自律神経のリズムの破調をさす。

ここぞという時に

骨盤あたりにグッと力が入らず

ふ抜けの様になって虚弱感を感じ、

また

いざリラックスしようとしても

骨盤のあたりが妙に緊張が取れず

快適な安楽感が訪れない。

こうした状態は

まさに骨盤の微妙な開閉が

うまくいかず心身のチグハグ感に

悩まされるわけで

これがつまり骨盤の不調である。

女性の骨盤と妊娠出産の骨盤

ヒトは出産分娩の時

他の動物と比べて難儀度が極めて高い。

これも直立歩行によって縦方向に胎児が

分娩する仕組みとなったためである。

他の哺乳類が横方向の分娩で

ラクラクと出産する事情と

ここに大きな相違がある。

こうしたヒトの難儀な分娩のために

妊娠すると母体は出産分娩の準備が始まる。

骨盤周囲の変化がそれである。

産道確保のために

骨盤を形成する関節をゆるませて

骨盤の中央の腔を広げる。

妊娠すると母胎は

リラキシンと呼ばれるホルモンが

黄体から分泌され

このホルモンにより

子宮の筋肉、骨盤底筋の弛緩、

恥骨結合と仙腸関節の靭帯のゆるみ

などがもたらされ

骨盤腔が広くなるよう準備が始まる。

こうした母胎の骨盤の状態が出産まで続き

分娩時の安産にそなえる。

こうした骨盤の状態が数か月継続するために

出産後も骨盤がゆるんだまま

回復しない事態となるのである。


産後によく出るのは、

仙腸関節の痛み、

恥骨結合部の痛み、

腰痛、背部痛、股関節痛、でん部痛、

片足に力が入らない、腰がぬける感覚、

等々である。


本来は 分娩後の数か月で

この骨盤のゆるんだまま状態は復元して

骨盤がゆるんだり緊張したりする

健全な状態に戻るのであるが

母胎の体調によっては

これがなかなか復元せず

痛み、不快、力が入らない、

などなどの愁訴が続くことがある。

この様な場合

骨盤の矯正をおこない

同時に骨盤の周囲の調整をおこなうと

すっきりと軽快になる。

これが出産後の骨盤矯正と呼ぶものである。


 産後の骨盤矯正は必要なのか?


厳密にいうと

出産後の6カ月位の時間が

妊娠から出産までの母胎を

自力で回復させる修復時間なのである。

このため

出産後の6カ月は

産後のいたわりをするべき

慎重を期する時間である。

健全な母胎であれば

産後6カ月で自力で回復する訳である。


そして 産後6カ月たっても

しっくりこない場合

整体にて矯正をおこなう必要となる。

ただし

6カ月も待てない!

という方はもちろん早期に

整体施術をおこなうが

この時の施術の中心は

体調のすぐれない本当の原因を

さぐりその手当となる。

それが果たして骨盤にあるのかは

検診してみないとわからない。


なお

帝王切開にて出産した母胎は

特有の悩みが出る。

それは 腹の傷のために

腹に力を入れることを怖がったり

切開した傷口をかばおうとして

姿勢が崩れてしまい

腰痛などを特に出しやすいことになる。

このため

帝王切開出産による不調の訴えは

骨盤の矯正とは別に 不調の原因を

突き止めなくてはならない。

整体MIKUNIのトップへ