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あふれる


例年、冬になると
整体で訴えるのが多いのが
ドライアイと眼精疲労
である。



冬、
外気は乾燥し、室内も暖房で乾燥し
屋内ではTVやパソコンで目を酷使する時間が長くなり
同時に 戸外での運動量は少なくなり
こうした冬の季節特有の条件で
涙が少なくなり、涙の質が低下し、
目の疾患が頻発する。

ドライアイと眼精疲労がひどくなると
連鎖して次の様な症状がでて、
やる気がでない、疲れがとれない、
眠れない、首が痛い、
胃腸が不調、腰が重い、
憂鬱である、情緒が不安定
などなどの多重の不快と不調を訴える
ことが多い。

こうした冬の典型症例を解決する
糸口になるひとつが
涙の流れる量をふやすことである。
涙で目が潤いだすと
これらのいくたの諸症状が
潮が引くようにす~っと消えていくことが多い。

涙とは
こんなにも力がある生理物質なのである
涙の流れるメカニズムは単純そうで
実は、かなり複雑なところもあり
ここでおおいに学習して
質の良い涙があふれる自在な体質に変身し
冬が快適にすごせるように
してみよう。





















涙が出てくるメカニズムで
とても重要な役割をしているのが
まばたきである。






まばたきは涙を引き出す筋肉運動であるが
基本的には
まぶたは、無意識的に自動的に発生し
これを周期的まばたきと呼ばれ
この動きのおかげで
涙は
意識的にまばたきしなくてもたえず流出している。

また まばたきは 
物に異物が入ったり 異常な光の照射で
反応的に防御として発生し涙を出す。

さらに まばたきは
意識的にまばたきをしようとする意思で
発生し涙をさそう。

こうして まばたきは
 ひんぱんに休みなく続けられており
覚醒時に1時間では
1200回の運動となっている。
なかなかの回数ではないだろうか!

まず 涙をあふれさす
すぐでき いつでもできる
即に効力がでる手段は
まばたきなのである。

まばたきで涙を出すコツは
ぱちぱちと
まぶたを閉じたり開いたりするとき
素早くやるより
ゆっくりやる方が涙が出やすい。






さらに効果的なのは
ぱちぱちより
ぎゅっと長い時間とじていてゆっくり開いた方が
涙はよく出る。










まばたきは両目を一気に閉じるものだが
これを片眼でおこなうとウインクになる。




ウインクも
当然 まばたきと同じ効果があり
目は涙で潤うので
涙を出すためには
ウインクを頻繁におこなうとよい。

ただし
他人に向かって意図的にウインクをすると
さまざまな影響を与え
明確なメッセージを放つことになり
むやみにウインクすることは
注意を要する。










涙は
脳からもコントロールされて流れ出る。
いわゆる情動の涙といわれ
過去の思い出、感動、感情の噴出、くやしさ、
などなどの情動により
脳の前頭前野の部位から指示が出て
こんこんそろそろ流れだす。






号泣からすすり泣きまで
涙のでる表現は多彩である。
それは情動の活動が多岐にわたり
尽きないことを意味する。






つまり
情動活動を活発にして
脳の前頭前野から頻繁に流涙の指示がでれば
涙はあふれ出る事になる。



対人関係を活発にし感情の交流を頻繫にし 
芸術作品などに積極的にふれ
過去の思い出を想起しそれにひたり
などなどは情動を豊かにして
流涙の噴出を後押しする。








子供の事を思い出すだけで
涙があふれる親もいれば
親しい友達が泣くとつられて
泣いてしまう
もらい泣きもある。





このように
長々と述べてきたやり方の
日常的な挙措と動作と脳内刺激で
涙をあふれるさせることはできる。





マイボーム腺整体



涙も
質の良い優良な涙と悪質で劣悪な涙があり
それは涙の成分によって決定される。

では
涙の成分とはどのようなものか?

以下の図が
質の良い優良な
理想的な涙の構造である。

大きく分けると
涙は2層に分かれている。
油層と液層の2層である。
この2層になった涙が角膜の上をカバーする。
外側の外気と接するのが油層。
その下の角膜に接するのが液層で
液層の中はムチンが主成分となり
3種のムチンが存在する。



これに対して
悪質で劣悪な涙は
下図の中の右側のように
油層が破綻して
液層の部分が喪失している。
このため角膜は外気と接してしまい
損傷してしまう。
これがドライアイの状態となる。




涙の主成分となるムチンを含む液層は
どこから来るかというと
元はすべて血液となる。
血液が涙の液層を形成する。
血液が涙腺から液層となって分泌される。

油層の由来は
マイボーム腺という
まぶたの中に数十個の丸粒状の分泌腺である。
ここから分泌される脂質物質が
油層を形成する。
この脂質物質の名称はオメガ水酸化脂質と呼ばれる。

涙の研究者の間での長年の謎が
なぜ水と油の互いになじみにくい物質が
涙の中では油層と液層を形成し
安定的に結合しているのか?
ということであった。

本来、
水と油という交わるはずのない両者が
なぜ結びつき涙として存在できているのか?
は、
確かに不思議である・・・

どうやら
マイボーム腺から分泌される
オメガ水酸化脂質が
その結びつきを可能にする物質の様である・・・

いずれにしろ
ドライアイとは
涙の油層と液層がそれぞれ減少している状態で
油層が少ないドライアイ
液層が少ないドライアイ
の2つのタイプがあるのである。

このため
油層が少ないドライアイの患者が
液層のみをいくら増加させても
ドライアイは治らない。
油層の欠乏により液層が蒸発してしまうのだ。

この状態を
マイボーム腺機能不全と称される。
マイボーム腺機能不全は
ドライアイの大きな原因となっている。

マイボーム腺機能不全に対して
マイボーム腺からオメガ水酸化脂質を
ふんだんに分泌される整体施術が
期待される理由がここにある。

冬がとくに
ドライアイになりやすいのは、
マイボーム腺から分泌される油脂が
低温の状態では凝固しやすく
冬で低温になると
その分泌能力が低下して
ドライアイの症状を強く感じる事になる。

このため
目元を温めてマイボーム腺から分泌される油脂の
流動性をたかめれば
涙の品質は一気に向上して
目は潤う事になる。

整体の施術で
手掌によって目の全体をジワリと暖めるのは
この原理を活用する。
整体家の手は暖炉の火のように暖かいのである。
同時に
この手掌による施術は
血行も驚くように活性する。
さらに
この手掌による施術は
患者はさながら天国に突然放り込まれたような
解放感を味わいリラックスの極致に
いざなわれる。

すると
大きな呼吸がはじまり
マイボーム腺からたっぷりの油脂が
にじみでて涙があふれてくる。







眼精疲労整体



眼精疲労とは、
目の疲労が目だけにとどまらず
様々な疾患が全身性に及んで
多重の不快・不調・痛みが次々と出てくる
特徴的な症状であり
目を酷使して情報法の多くを得るという現代の
代表的な疾患である。



眼精疲労で
目の以外で典型的にあらわれる症状は

頭痛
目の奥の痛み
全身のひどい疲れ
倦怠感・焦燥感・脱力感
胃と腸の不調
睡眠障害
皮膚疾患
甲状腺疾患
敗血症
サルコイドーシス
クローン病
脳腫瘍
脳血管障害
貧血
シェーングレン症候群

などである。

こうした症状は
慢性化することが多く
一晩たっぷり睡眠をとったとしても
回復ことなく
目の不調とともに、これらの諸症状が
幾日もひたすら続く。


本当に目だけの問題なのか?



このため
精神的にも深刻な影響があらわれ
それがさらに回復への障害となってくる。

目は、現代においては
生活の情報の大部分を得る器官となっており
ここに不快があり続けば
全身の不快と不調も続く。

これは人体の機能は
それぞれの器官が単独で動いているわけでなく
すべては全体性の中で動いているので
目も
結局はここに不調が続けば
全体性の機能に影響が出る。




目は
とりわけ血液の流動が活発な器官であり
豊富な血液がたえず集中されている。
血液上の不具合が続けば
目にも影響が出るのである。

眼科で日常的に行われている
眼底検査は
細動脈と細静脈を観察できるものであり
網膜の血管をみることで
全身の血管の健全性を推測する事ができる。

つまり
目の眼底検査で
身体全体の血管の状態が判明し
目以外の疾患の早期発見が期待される。


目は
肝臓と腎臓とは深く結びついており
肝臓と腎臓に不調が起これば
目にも影響があらわれる。





肝臓は
血液での解毒作用を受けもつ機能があり
この機能が低下して
血液中の毒素がうまく分解できない時に
目にそのシグナルが出る事がある。

このため
肝機能が低下が続くと
目の機能も低下して目が晴れない。
眼精疲労はこうした時にも発現する。

腎臓は
血液中の老廃物を処理したり
ホルモンやミネラルの調整をしたりと
やはり血液や体液の健全を
安定的に担保する器官であり
この機能が低下すれば
目の健全も低下する。






目は
全身の栄養状態も反映しやすく
栄養の片寄り、栄養の不足、栄養の過剰、
これらは目にあらわれやすく
こうした栄養状態に問題が出ると
目は、
落ち着つきを失ったり
異常な緊張が解けなかったり
生気を失ったり
潤いがなくなり乾燥がひどくなったり
動揺したり
色が変わったり
などなどの異常がでてくるのである。


たとえば
魚がそうであるように目の状態を診て
全身のいきの良さと生命力が判断され
ヒトの場合も
それは魚と同様で目で活力のレベルを
日常的に判断される。



目が不調を帯びると
かならず体の姿勢のくずれがあらわれ
ほとんどの時間が前傾姿勢が続き
猫背になりやすく
首は前部に突出し
肩は内側に巻き込みとなる。
こうした姿勢により
首肩背中の筋肉群の硬直がはじまり
目への血行が不良となり
目はますます悪化する。




目は
全身にわたる様々な状態がこの一点に
反映しやすい臓器であり
こうしたことから
眼精疲労は
たんに目のみにとどまらず
全身性のなんらかの疲労が
目に反映しているとみなすのである。




目は
全身の健全をあらわす
雄弁な臓器なのである。

このため整体では、
眼精疲労に対して
患者個々の
生活形態と身体動作の全体性の視点で
解決方法を決定する。





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