2012年10月の整体

 

10月になっても 一向に蒸し暑さが払拭されないのが今年の特徴だが
この季節を機にウォーキングにあらたに取り組む方も多いだろう

そんな時 好発するのが
歩けば歩くほど下半身の不快が増す という症状である
通常は 適度なウォーキングによって
 下半身は軽快になるものだが
準備運動も念入りに行い 過度な運動量とせず 運動後のクーリングもこまめにおこなうのに
なぜか歩けば歩くほど下半身の不快が増す という場合、
まず下半身の重心アライメントがずれていないのか疑ってみる必要がある

下半身の重心アライメントがずれていると
本来負荷がかからない筋肉部位や関節に無駄な負荷がかかり
運動後の鈍重感や 不快感 あるいは疼痛があらわれる

では 正しい下半身の重心アライメントを
見て見よう
以下の赤いラインが 歩行時の正しいラインである
 

ラインの始まりは 股関節の中心である 骨頭
ラインの停止は  足首の関節の中央である
そのラインの中間には 膝関節の中心がある 

注意してみてほしいのが
 太ももの
大腿骨 だいたいこつ と ふくらはぎの脛骨 けいこつ 
の位置関係である

こうしたきれいな アライメントで歩行がおこなわれると もっとも無駄のない 過分な負荷がかからない快適なうウォーキングとなるが
これが くずれてくると その負担は
周囲の筋肉群や関節内にかかり 不快の原因となってくる

その代表的なのが いわゆるO脚である
O脚とは この赤線のアライメントラインが 膝の内側になってしまうの称する
O脚になると
まず 基本的に太もももふくらはぎも その外側の筋肉群を酷使することになり
こうした部位の疲れや痛みとなって現れる
また 足首の外側の靭帯も常に負荷がかかり
足首の生来硬い人は 足首の外側に痛みを生じることとなる

さらに ある程度の年齢になった人では 膝関節内に過度な力がかかり
膝関節の内側にストレスをかけることになり
膝痛 あるいは 膝のうずきにつながってくる

こうした アライメントがくずれてくる原因は ではいったいどこにあるのか
ここにきて 整体の出番となってくる
その原因を集約すると ほぼ以下のようになる

1 骨盤のゆがみ
2 骨盤周囲の筋肉群の硬化
3 股関節のねじれ
4 股関節周囲の筋肉群の硬化
5 大腿 或いは 下腿の骨の変形
6 下肢全体に及ぶ筋肉群の硬化
7 足首周囲の骨格の変形
8 足首周囲の筋肉群の硬化

したがって アライメントの矯正は こうした原因をつきとめ それを是正することになるのだが
患者の年齢が若ければ若いほどその治癒は 早く 手間取らないのが普通で
年齢が大きなファクターになってくる
したがって この原理にきずいたら 思い当たる人は即刻 手を打つのが好ましい